未利用資源に新しい価値を。

未利用資源を使った、藻類の特殊発酵技術を保有しています。

簡単に言えば、使われていない食品を、藻や微生物の餌にして、新しい栄養素へと生まれ変わらせる技術です。料理をする時には、野菜の芯や、米のとぎ汁など、必ず副産物が発生します。弊社は、それらを使って、藻や微生物を発酵させて、有効成分を作り出せます。

現在は、泡盛の副産物である「泡盛粕」を活用し、DHAと海の旨味が高含有する藻「Umamo」を生産。捨てられている泡盛粕が、健康的な植物性の旨味食材へと生まれ変わりました。

バラつきのある原料でも、同じ藻や微生物の仕上がりへ。

一貫した原料と一貫した生産工程、それが一貫した製品へとつながります。

それは藻を生産するにも同じことが言えます。しかしながら、弊社は栄養素にバラつきがある未利用資源でも、独自の技術を駆使することで、最終的に藻や微生物に狙った状態に成長させることができます。

既に研究段階を終えて、この技術を社会実装に向けて事業を進めています。沖縄の最先端施設である「沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター」に入居し、種藻の研究からUmamoの生産まで、全て一貫して自社で取り組んでいます。

弊社のスタートは、持続可能なDHAへの問いから。

DHAサプリメントの原料であるフィッシュオイルや、養殖魚の餌になる魚粉ですが、それらは全て「天然魚」に依存します。一方で日本の漁獲高は、ピーク時と比べて1/3まで減少しています。だからこそ、「何とかして天然魚に依存しないDHAなどの魚成分が作れないものか」と、その思いをきっかけに弊社は設立されました。

それを可能にするのが、弊社がCTOが長年研究していた「未利用資源を使った微生物や藻の発酵技術」です。この技術を使って、藻や微生物を使った持続可能な製品を届けていきます。まずは、泡盛粕をDHA高含有藻「Umamo」を通じて、少しでも持続可能な海に近づいていければ。